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2016年5月5日木曜日
第51回 長篠合戦のぼりまつり
愛知県新城市で催された祭りに行ってきました。
日置流雪荷派(へきりゅうせっかは)の演武の帯同です。
日置流とは古来からある和弓の流派の一つです。
日本の弓術は、主に戦場における徒歩による弓射から発展した「歩射」と
馬上から射る弓射から発展した「騎射」、
三十三間堂における通し矢の弓射から発展した「堂射」に分類できます。
今日的な分類では実戦的な武射と儀式的な礼射という考え方が主流です。
武射系といえば日置流を指し、礼射系といえば小笠原流を指します。
小笠原流が騎射を出発点とし、主に見た目の美しさや品位を重視するものであったのに対して、
日置流は的中や矢の貫通力に重点を置いた実利的な歩兵弓術でした。
流派の歴史を比べると小笠原流は900年程、日置流は500年程と差はありますが、
戦国の一時期没落した小笠原流に変わり、日置流一門が宮中で礼射を行ったこともあるようです。
富士宮浅間大社で行われる流鏑馬は小笠原流にあたります。
源頼朝が武運長久、天下泰平を祈願し奉納したことから始まったとされています。
日置流は、お祭りや行事などでは滅多に見ることができない実戦的な射術ということです。
実際に演武をみるとわかりますが、本当に効率的に矢を射るようにできています。
十分に格好良いですし、離れた的板を次々と割っていく精度と威力の強さに感動しました。
自分もやってみたくなりました。
日置流雪荷派の皆さんと遠州鎧仁會
いやー、古武術って本当に良いものですね
原始的でありながら効率重視、エコで強い。
いいことだらけですね。
では、また次回‼︎
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