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2017年3月12日日曜日

第34回 前装銃古式射撃大会


千葉県総合スポーツセンター射撃場にて射撃大会に参加しました。


タイトルでお察しの方はいると思いますが、火縄銃での実弾射撃の大会です。

火縄銃の演武団体は全国にそこそこ存在していますが、
実弾射撃をしている団体はひとつしかありません。
その名も「日本前装銃射撃連盟」
合法的に火縄銃での実弾射撃が楽しめます!
もちろん誰でも気軽にという訳ではありませんが、、、

興味のある方は「日本前装銃射撃連盟」で是非検索してみてください。



で、、、

日本前装銃射撃連盟主催の大会に参加したので
記録と報告を兼ねて記事を書くことにしました。

公式練習日&初心者講習日


僕は今回が実弾射撃デビューでしたので初心者講習を受けました。

午前中は安全教育と銃の特性等の確認、午後は実技審査でした。

じ、、実技審査、、だと?


初めて実弾射撃をやる人間に対して実技審査

つまり初めてだろうがセンスの無い奴は射撃をやる資格がないってことですね。
まぁ命に関わることなのでこのシステムには納得しました。

審査方法は実際の大会で使う標的を使用

持ち球、制限時間も大会と同じ、13発、30分間
得点は中心に近い弾痕から10発分までを計上する
審査は段級審査も兼ねており、合格ラインは5級の実力の30点
合格したら5級と大会参加資格を与えられる。




中心が10点。半径は約4センチ。

9点は半径+4センチ。以降4センチづつ大きくなります。

結構大きいじゃん、と思いましたが標的の設置場所は50M先

設置して射座に戻ってきて現実の厳しさを目の当たりにしました。

的ちっさっ!!これやばくない?不合格濃厚じゃない?

正直ビビりました。笑

「それでは安全に注意して始めてください。」


初心者の心が落ち着く前に審査開始の号令



演武とはまた違った緊張感。初弾は枠外

演武より使用する火薬の量は少ないのにそこそこの衝撃
弾痕がなければ次の狙う位置の調整もできない

次弾は衝撃に備え脇をがっちり固定

8点命中

審査中なので平静を装ってましたが、内心ガッツポーズでした。笑


その次8点、その次7点

4発撃って23点

これはもらったぁああ!

心はすでに踊っていました。

緊張が解けてその後弾痕は散らばりましたが、

蓋を開けてみれば弾痕12発62点で余裕の合格でした。

審査基準でいうと1級程度の実力とのことでしたが

初回は5級までしか与えられないとのこと。 無念。

審査終了後は翌日の大会に備えて少し練習しました。

何はともあれ合格できて良かったです。



大会当日


今回の大会は「古式射撃大会」なのでドレスコードが決まっていました。

袴など武者装束の装いでの射撃
的も現代の標的ではなく、昔の的でした。






星(黒い部分)の直径12.1センチ

角白枠の1辺24.2センチ
設置位置は約27M先

競技種目は4種で、勝ち抜き、早撃ち、古式膝台、古式短筒です。

今回僕は古式短筒を除く3種目にエントリーしました。

ルールはありますが今回は割愛


結果は早撃ちと膝台で入賞でした。

初参加で入賞できるとは思ってもいなかったのでとても嬉しかったです。
しかも「武者装束賞」という特別賞まで頂きました。←これは狙っていた。





先輩方に「センスがある」「将来有望だ」「期待してるよ」

などたくさん言葉をかけて頂き、僕は思いました、、、



生まれる時代を間違えた!



まぁ仮に戦国時代に生まれていたとしても

成功したとは限りませんが。笑

とにかく初めての大会でとてもいい経験ができました。

入賞というお土産ももらえたのでまた次回に向けて頑張ります。

火縄銃の射撃について思うところが多々ありましたがそれはまた今度書きます。















いやー、火縄銃での射撃って本当に良いものですね。


弾を作ったり、使用後のメンテナンスだったり

本番より準備と片付けが大変な火縄銃ですが、
これはやめられそうにありません。

これからも上を目指しいつかは世界大会へ挑戦します!



鎧仁會の次の出陣は 2017/3/26(日) 高天神城 です。

是非遊びに来てください。


では、また次回‼︎




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